5/22(日)13:30〜
三鷹市芸術文化センターにて開催されるコンサートに出演致します。
今回私はシューマンの幻想曲を弾くことになりました!こちらのブログでは、その曲についての解説をしていきたいと思います😊
シューマンというのはショパンと同じ年に生まれた作曲家・評論家で、46年の生涯の中で数々の曲を残しました。
幻想曲はその中でも初期にあたる作品になります。ベートーヴェンの記念碑を建てる計画が出てきた時に、資金調達の話に賛同して作られた曲です。
まずシューマン、そしてこの曲を語る上で欠かせないのが恋人・クララの存在です。
シューマンはクララをとても愛しており結婚を熱望していました。しかし当時天才ピアニストとして活躍していたクララの父はその結婚に猛反対…どうしても結婚を諦めることができないシューマンはついに裁判を起こします。(後にこの裁判に勝利し、無事結婚することができます)
そんな最中で作られたこの曲、シューマンの頭の中はクララでいっぱいです🙄一説では今は一緒になれないけれど、この曲を通して自身とクララが音楽的に一つで繋がっているということを示したかったと言われています。
1楽章はその愛の激しさ、そして夢が詰まっています。最初に出てくるメロディはクララが作曲したピアノ曲から引用されています。ここからもクララへの愛が伝わりますね。
また先程少しお話したベートーヴェンの歌曲「遙かなる恋人」のメロディも引用されており、ベートーヴェンへの敬愛という側面も見ることができます。
この歌曲の内容というのは遠い地にいる恋人への青年の想いであり、恐らくシューマンはその青年と自身と重ねていたと思われます。
ここから2.3楽章と続いていくのですが、長くなってしまうのでまた次回解説できればと思います♪
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